ローラー ・・ 飛板の中心部についているローラーですが、飛板の硬さを調整する為のものです。
1〜9までの目盛があり、数字が大きくなればなるほど板がやわらかくなります。
柔らかい板は反動をより大きく使うことができ高くジャンプすることも可能になりますが
その分コントロールするのも難しくなります。また、いくら柔らかい板を踏んでもその板
を踏み込めるだけの体重、脚力がなければ意味がありません。
その為、選手1人1人がそれぞれ自分の能力や体型にあった板の柔らかさをみつける
ことが飛板を上手に使う為のポイントになってきます。
泡 ・・・ 飛込プールを見てみると水面に泡がぼこぼこと出ているのが見られます。あの泡は何?
と気になったことがある方が多いと思います。
何もしていない水面はとても澄んでいてプールの底まで見えてしまいますが、
選手は演技中に水面を見ながら宙返りや入水時に水との距離を測っています。
その時に水面との正確な距離がよくわかるようにプールの底から泡を出し水面をゆらし
水面がよくわかるようにしています。
日本水泳連盟 ・・・ 日本水泳連盟公認の飛込テストを受け資格をとると、いろいろな飛込プールの
公認飛込テスト 利用が可能になったり、1級まで取り飛込講習生講習会を履修すれば飛込コーチ
の資格を取ることができます。
スパッティング ・・・ トランポリンや陸上板などに設置されるもので選手が宙返りや捻りの
練習を安全に行えるように補助用のロープが付いた補助器具のことです。
陸上板 ・・・ その名のとおり陸上に設置されている飛込競技用の飛板の事です。
種目用紙 ・・・ 試合の時に選手が試合で飛ぶ種目を書いて提出する用紙です。
国内のほとんどの試合は参加する競技の前日の3時までに種目用紙を提出
しなければいけません。
コミック(ダイブ)・・・ 飛込選手が試合では飛ばない正式種目にはない技をおもしろ
おかしく飛ぶことをこう呼びます。
国内では国体の競技終了後によく見ることが出来ます。
かなり見ごたえもあるのですが、危険な?技も多いのでシーズン
中はなかなか見られません。
その他
自由選択飛 ・・・ 難易率に制限のない自由選択飛の事。
群 ・・・・ 演技は踏切と回転の方向によって群と呼ばれる6種類に分類されます。
6群 ・・・ 逆立ち飛込=台上で逆立ちをしてから演技を行う。(高飛込のみ)
逆立ち前宙返り 61〜
逆立ち後宙返り 62〜
逆立ち中抜け宙返り 63〜
逆立ち〜捻り 6142・6241・6243等
などたくさんあります。
5群 ・・・ 捻り飛込=上記の1群〜4群に捻りを加えたもの。
※逆立ちからの捻りは6群になります。
4群 ・・・ 後踏切前飛込=飛込台の先端に後向きに立ち、踏切って前方に回転する。
インワードとも呼びます。
インワード3回半(407)などとつかいます。
また4群の種目をスプリングと呼ぶこともあります。
3群 ・・・ 前逆飛込=飛込台の前方に向かって踏切り、後方に回転する。
リバースとも呼びます。
リバース3回半(307)などと使います。
モル3回半(307)と呼ぶこともあります。
また301をイサンダーともよびます。
2群 ・・・ 後飛込=飛込台の先端に後向きに立ち踏切り、後方に回転する。
バックとも呼びます。
バック3回半(207)などと使います。
1群 ・・・ 前飛込=飛込台の前方に向かって踏切り、前方に回転する。
前1回半(103)などと使います。
難易率 ・・・ 飛込競技の各演技種目につけられた技の難しさを表す数値です。
高くなるほど技は難しくなります。
制限選択飛 ・・・ 難易率に制限のある制限選択飛の事。
飛込初心者の方は指導を受けていたり飛込の話を聞いているとなんだか解らない言葉を
耳にすることがよくあると思います。そんなみなさんのために!
※注 これは私の解釈であり必ずしも正しいとは限りません。
違っていたらご指摘ください。m(__)m
オーバー ・・・ 入水時の角度を表す言葉。
入水角度が完全な形の入水よりも行き過ぎてしまった事。
ショート ・・・ 入水時の角度を表す言葉。
入水角度が完全な形の入水よりも足りない事。
きちがい ・・・ 5132(前宙返り1回半1回捻り)の意味。
その演技の見た目がきちがいのように複雑な?動きをするから。
※飛込界ではよく使われる言葉ですが一般の人には誤解を与えてしまう
言葉でもあるので極力使わない方がいいと思います。気をつけましょう。
ハーフ ・・・ 前飛半回捻り(5111)をこう呼びます。
後飛半回捻り(5211)はバックハーフと呼びます。
パイク ・・・ 蝦型(B)のことをパイクと呼びます。
タック ・・・ 抱形(C)のことをタックと呼びます。
一般的にはタックルと呼ばれています。
レイアウト ・・・ 伸型(A)のことをレイアウトと呼びます。
101Aをスワローと呼んだりもします。
演 技
技 術
ダブルステップ ・・ 飛板では後踏切を行う際にかかとを大きく動かし爪先立ちのような
姿勢に伸び上がります。(バレートウ)と呼ばれます。
この時、つま先が飛板から完全に離れてしまうと板を踏み外す等の
危険もある為、試合の採点でも大きな減点の対象となります。
げた ・・・ つま先が伸びていない状態の事。
その形が下駄をはいている形に似ている為。
おけら ・・・ 演技の途中で曲がってはいけない場面で膝が曲がってしまう事。
「おけらをはくな!」などとつかわれます。
ハードル ・・・ 飛板を使う際に行う助走の中の動作を指す言葉です。
飛板の先端で踏み切る前に片足で一歩勢いをつける(ジャンプする)動作のことです。
飛板の先端でいかに高く跳ねることができるかはこの動きにかかっています。
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セービング ・・・ 選手が飛び込んだ時に水中で行う動作のことです。
入水の角度を最終的に調整するのはこの動作になります。
1群〜4群、それぞれ種目によって動作は異なり、角度によっても異なります。
飛込競技のなかでもかなり重要な技術です。